
試合に出場し勝てる試合を多くすることで信頼を得たいと考えている坂本
勝負の懸った新しい年を迎えた。矢野
阪神が掲げる「競争」のテーマにそって、キャッチャーの定位置争いに参戦するのが
坂本誠志郎だ。
昨オフ、埼玉県出身で同じ年の一般女性との入籍を発表。「ファンを、奥さんを喜ばせるような働きをしなくてはいけない」と心機一転を強調する。
「まだまだやることが多い。このオフの過ごし方が大事だと思っているし、自分の立場を考えたら、休んでいる間もない」。
履正社高から明大を経て阪神入りした野球エリートだが、プロの世界は甘くはなかった。昨シーズンは正妻どころか、自己最少15試合出場にとどまった。
チームにとって扇の要といえるポジションの固定は懸案事項だった。梅野がゴールデン・グラブ賞を受賞し、現時点では一歩抜け出した感が強い。
「現状で劣っているから出られない。悔しい思いをしてきた」と振り返った坂本にとっては、伴侶を得たことをレギュラーを奪うチャンスとしたい。
「勝たないと評価されない。自分がマスクをかぶって、できるだけ勝てるゲームを多くしないといけないと思っています」
昨秋のみやざきフェ
ニックス・リーグでは、一軍に昇格する矢野監督から攻守両面からアドバイスを得た。今春キャンプから積極的アピールが必要になってくる。
二人三脚で迎える4年目。西、
ガルシアらの新加入組とも「うまくコミュニケーションを取っていきたい」と、勝てる捕手を全面的に押し出す。