
昨季はリーグ3位の34盗塁だった源田
2017年は
西川遥輝(
日本ハム)に2個差でパ・リーグ2位(37)、昨季は同3位(34)とタイトルには届かなかったが、2年連続でチームトップの盗塁数を誇った
源田壮亮。心強いのが
金子侑司、
外崎修汰の存在だ。それぞれ昨年32盗塁(パ4位)、25盗塁(同6位)をマークした。
「誰かが走者で出て、ベンチに帰ってきたら、『走れそう』とか、『クイックはこんな感じ』など、みんなでものすごく情報の共有をしたのが本当に大きかったです」
昨季を振り返ると、月によって盗塁数に差があった。本人も3、4月に3個しか走れなかったことを悔いており、その原因を「最初は盗塁死がなかったので、失敗を恐れて守りに入っていた」と自己分析。主に二番が定位置であったため、クリーンアップの前ではより一層慎重になるのは当然のことだ。だが、5月は最初の失敗を機に吹っ切れたことで13盗塁を記録しているだけに、今季はいかに序盤から思い切り攻めて走れるかが1つのカギとなりそうだ。
今季の目標は「出塁率を上げる」。打率アップのためでもあるが、塁に出なければ走れない盗塁のためにも重要な要素だ。また、新人時から全試合フルイニング出場中だが、ケガをせず多くの試合に出続けることも大事なポイントとなる。
盗塁企図は相手の警戒、チーム事情など多くの要素が絡むため、決して簡単ではない。それでも、チームにとっても源田の足は大きな武器となっている。リーグ連覇、日本一を果たすためにも、ぜひとも初の盗塁王獲得に期待したい。
写真=BBM