マルティネスの負傷離脱はチームにとって大きな誤算となってしまった。
上沢直之、
有原航平とともに先発の柱を担うはずだった助っ人は調整登板した3月20日の二軍戦で右前腕を痛めた。ノースロー調整が決まり、開幕に間に合わないばかりか4月6日には再検査のため米国へ一時帰国。当初の見込みでは約4週間で試合復帰のプランだったが、それも大幅に遅れることになった。
順調なら開幕2カード目の初戦に先発する予定だった。昨季の2ケタ勝利コンビである上沢とマルティネスを別カードに分け、それぞれ初戦を任せる算段だった。ただ、開幕直前のアクシデントでほかの先発投手の予定を大きく動かすことはできず。ショートスターターの多用で急場をしのぎたかったが、結果は厳しかった。マルティネスが登板していくはずだった火曜日は開幕から勝率が悪く、流れに乗れない初戦を引きずる試合も多い。マルティネス不在が敵地での苦戦も間接的に誘発しているだけに、助っ人右腕の早期復帰がいまは待たれる。
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