
頼れるクローザーであることに間違いはない
一軍のマウンドを目指し、汗を流している。
石山泰稚は現在、ファームで調整中。7年目の今季は開幕から抑えを任され、リリーフ陣の柱として活躍が期待された。だが、5月に上半身のコンディション不良を発症。約1カ月後に復帰したが、オールスター前の7月にインフルエンザB型にかかり、再び離脱した。
「率直に言うと、本当に申し訳ないし、ふがいない。2回目の離脱はインフルエンザなので、もっともっと予防ができたんじゃないかと。自覚の足りなさだと思いますし、甘かったなと。本当に申し訳なさしかないですね」
昨季は守護神としてチーム2位の71試合に登板。セ・リーグ2位の35セーブを挙げ、チームの2位躍進に大きく貢献した。それだけに、石山の不在がチームに与える影響は大きい。代役は
マクガフらが務め、リリーフ陣全員でカバーしているのが現状。今季25試合で10セーブ、防御率1.48と安定した成績を残している右腕の復帰を誰もが待っている。
ファームで調整中の現在、一軍の試合は「ちゃんと見られないです。すごく申し訳なさもあるし、悔しさもあるし。自分へのそういう感情しか生まれないので」と石山自身も苦悩しながら、必死にもがいている。
「戻ってもしっかり戦力にならないといけない。ただ戻るだけじゃなくて、強い戦力として戻りたい」と石山。チームも最下位に沈み、苦しんでいる。このままシーズンを終えるつもりはない。
写真=BBM