
37歳のベテランながら一番打者として打線を引っ張る巨人の亀井善行
37歳を迎えてなお、進化しているのは亀井善行だ。生え抜きとしてチームでは
阿部慎之助に次ぐ年長者となった。
9月7日の
ヤクルト戦(神宮)では「一番・右翼」で先発し、3安打で勝利に貢献。この試合で2年連続、通算3度目の規定打席に到達し、「この年齢で試合に出られる喜びを感じながらやっているよ」と感慨にふけった。
15年目を迎えた男の出発点は鳴り物入りというわけではなかった。2004年ドラフトは
野間口貴彦、
三木均の両投手が即戦力として自由枠で指名された。亀井は同年に中大を25年ぶりの東都リーグ1部優勝に導いた左の強打者として期待されてはいたが、4巡目での指名だった(3巡目まで選択権なし)。
しかし持ち前の野球センスで1年目から出番を与えられ、09年の開幕前に行われたWBCでは日本代表として世界一を経験。その年は134試合に出場し、打率.290、25本塁打、71打点の飛躍を遂げた。だが翌10年は打率.185と低迷し、以降もたび重なる故障に泣かされた。その間にチームには毎年のように外国人やFA権を行使した実力者が加入。亀井の出番は限られた。
それでも17年以降は故障もなくなり、一軍で代打の切り札として地位を確立。規定打席に達した昨季からは主軸打者に返り咲いた。「自分のことをしっかりやって、コツコツ仕事が出来るように。若い人をしっかりサポートしていきたい」と語る亀井は、まだまだチームに欠かせない存在だ。
写真=BBM