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8月15日のヤクルト戦でKOされ、険しい顔でベンチに引き上げる今永
難しいシーズンでも踏ん張りを利かせ、
今永昇太は十分な結果を残してきた。しかし、8月15日のヤクルト戦(横浜)で4回途中6安打6失点KO。翌日に左肩の違和感のため出場登録を抹消された。ここまでの成績は9試合に登板し、5勝3敗、防御率3.23だ。
プロ5年目。昨季は自己最多の13勝を挙げ、先発の柱として獅子奮迅の働きだった。「キャンプや紅白戦、オープン戦で課題を見つけて、一つひとつを修正していきながら、本番を迎える」とはこれまで理想にしてきた調整法。チームの活動休止や自主練習期間などが重なり、今年はそれを実行できなかった。まだ未確定だった開幕時期を想定し始めた5月上旬には「春先の寒い時期とは違い、思った以上の力が出てケガのリスクもある」と力説。「最低、3回はほしい」と実戦登板にも触れた。シート打撃を経て紅白戦、2試合の練習試合に登板。最善を尽くした。
2連続で立った開幕戦の先発マウンドは5回2失点で黒星発進。そこから勝ち星を積んでも、満足せず突き進んだ。すべて順調に来ているとは思われたのだが……。16日の抹消後、「パワーアップして帰ってくる」と本人はコメントを残したが、8月20日には
平良拳太郎も背中の違和感のため出場登録を外れた。チームは先発ローテを支えてきた左右の両輪が欠ける緊急事態。1日でも早い背番号「21」の帰還が待たれる。
写真=大賀章好