
堂々たる投球を見せている
モノが違う。ドラフト1位ルーキーが、自身の価値を投球内容で証明した。3月28日の
日本ハム戦(
楽天生命パーク)。プロ初登板初先発となった
早川隆久が、6回4安打無失点の好投。開幕カードで初登板初先発初勝利を飾った新人は、球団史上初となった。
力感のないフォームから最速148キロの直球を投げ込んだ。ほぼ同じフォームからチェンジアップなど多彩な変化球を低めに集め、的を絞らせない。圧巻は、両軍無得点で迎えた4回だ。無死満塁のピンチを迎えたが
野村佑希、
大田泰示を連続三振。最後は
樋口龍之介を三ゴロに封じた。
6回一死では、この日2度目の満塁を迎えたが、樋口をチェンジアップで三ゴロ併殺。ピンチでギアを上げるところにも、非凡なものを感じさせた。
雨中のマウンドとなったが、落ち着き払っていた。マウンドさばきも含めてすべてが新人離れしている。実はオープン戦まではプレートの中央を踏んでいたが、この日本ハム戦からプレートの一塁側を踏んだ。何と、
田中将大がプレートの三塁側を踏んで投球練習するところを見て、参考にしたのだという。「打者から見て球の角度が変わったとは思う」と手応えをにじませた。
石井一久GM兼任監督は「プロで何年かやっているような、落ち着き払った素晴らしい投球だった。球団のエースとして育てていく義務がある」と絶賛した。4月18日の日本ハム戦(東京ドーム)は8回1失点でプロ2勝目を挙げた新人左腕。堂々たる投球で勝ち星を積み重ねていく。
写真=BBM