
ソトとのポジションの兼ね合いで昨季は一塁を守ることもあったが、今季は本職である二塁でチームに貢献することを誓う
重圧をはねのけ、力に変えてしまいそうな勢いだ。「リーグ優勝ではなく、日本一を目指してやりたいです」。最下位に沈んだ
DeNAで希望の光となった新鋭。2年目に挑む
牧秀悟の言葉は力強かった。中大から一昨年のドラフト2位で入団。入れ替わるようにチームを去った、
ホセ・ロペスの背番号「2」を受け継いだ。「(2は)すぐにロペスさんが思い浮かぶ。結果が求められるし(ロペスを)超えられるようにやっていきたい」。即戦力として自覚十分の決意表明。昨年は有言実行の働きだった。
開幕戦は「三番・一塁」でスタメン。新人王は
栗林良吏(
広島)に譲ったが、137試合で打率.314、22本塁打、71打点の大躍進だった。月間MVPを初受賞した10、11月が出色の成績で、73打数33安打の打率.452。9月終了時点で.290だった打率は、首位打者の
鈴木誠也(広島)に3厘差まで迫った。新人では史上4人目の3割20本塁打をクリアし、シーズン153安打も
長嶋茂雄(
巨人)に並ぶ同5位の快記録。四番で起用された15試合でも、打率.517と実に勝負強かった。
打撃に加え、こだわりを持って取り組むのが守備面。昨年の先発時は二塁が98試合、一塁で26試合だったが「二塁でずっと出続けたい。ベストナインやゴールデン・グラブ賞を目指していきたい」と自己主張をした。昨年末にイベントで共演した
三浦大輔監督も「まったく心配していません」と断言する2年目のジンクス。侍ジャパン入りも期待される寅年生まれの年男は、まだまだ成長する。
写真=大賀章好