
ムードメーカーとしても右の中距離打者としてもチームには欠かせない存在になるために、全力でプレーしている
オープン戦もふるいにかけられる時期になったが、
小野寺暖が必死に戦っている。沖縄一軍春季キャンプではいじられ役のムードメーカー的な存在でもあった。
「今年は一度もファームに落ちることのないよう、ずっと一軍にいて開幕を迎えられるようにしたいです」
キャンプ打ち上げ後のオープン戦では、一塁の守備固めに就いたかと思えばライト、DHに入るなど、ユーティリティーとして起用の幅が広がっている。
メディアなどで露出度の高いのは同じ外野手で2年目の
佐藤輝明だが、盛り上げ役の小野寺が一軍の戦力になるか否かはチーム構成上のポイントといえる。
センターが定位置の近本、ベテラン
糸井嘉男、佐藤輝、
島田海吏ら、外野陣は左打者が偏っている。右で中長距離タイプの小野寺は貴重なプレーヤーなのだ。
2020年育成ドラフト1位で
阪神入り。昨年4月に支配下登録されて34試合に出場し、シーズン終盤には初本塁打も放った。
昨季のファームでは首位打者、最高出塁率の2冠を獲得し、実力を発揮した。大卒3年目の今シーズンはレギュラー奪取を狙う。小野寺本人は「打たないとレギュラーになれない」とテークバックからインパクトまで力の抜けない打撃フォーム固めに取り組んできた。
外野のポジション争いは、両打ちの助っ人、
ロハス・ジュニア、
江越大賀らも加わって、これから絞り込まれる。小野寺は「チームの優勝の力になりたい」と競争に勝ち切るつもりだ。
写真=BBM