今夏30歳を迎えるリードオフマン・福田周平が“バリバリ最強ナンバーワン”を目指す。
2018年の入団以来、背番号4を背負ってきたが、昨オフに背番号1に変更した理由を「僕から『1番にしたい』と。かっこいいから」と笑顔で説明するほど、「1番」を気に入っている様子だ。
速攻アタックが効いた。福田は、昨オフのあるタイミングで球団フロントに電話で背番号1への変更を直訴。理由は「助っ人外国人選手やドラフトで入ってくる選手の背番号が決まってくるので、早めに言っておかないと……」と作戦を決行。スピード作戦が、功を奏して……? 変更が決まった。
あこがれのケニー・ロフトン氏(元インディアンス、現ガーディアンズほか)も背負った番号だ。MLB通算2428安打のヒットマンに羨望の眼差しを送る。
「僕は結構、歴代の選手の成績を見るのが好き。塁に出るバッターが一番嫌だと思うので、そこを目指していきたい」
福良淳一GMも、現役時代に着けていた背番号1を継承し「福良さんの成績も見させてもらったとき、僕が目指すべき成績でもあるなと感じた。近づけるように頑張っていきたい」と力を込める。
今オフには守備位置も内野手登録から外野手登録に変更。25年ぶりのリーグ優勝に導いた昨季は、主に中堅を守ったが、今春のオープン戦では左翼を守ることも目立った。外野手転向の際に「試合に出られるなら、どこでも守る。外野を守ることで新しい発見もあったので」と福田。
スタジアムに「一番・福田周平~ ! 背番号1」の
コールを響かせる。
写真=BBM