
開幕スタートに失敗して苦戦が続く阪神だがキャプテンとして捕手として勝利に貢献するプレーをしていくだけだ
開幕から9連敗で出遅れたチーム状況を代弁した新主将の
坂本誠志郎は「それぞれがやることにどれだけ集中できるかだと思う」と奮い立たせた。
昨オフ、初めての試みだった選手間投票によってリーダーに選ばれた。ただそれまでも独自のアイデアでチームに刺激を与えるような役割に努めてきた。
オープン戦の試合前には「明日の1面、誰になるか勝負しましょうか!」と提案。シーズン中も虎メダルを考案するなどムード作りに積極的になった。
履正社高、明大でも主将を務めた。プロ入り7年目となり、今シーズンはリーダーシップのとれる頼りになる存在として成長したということだろう。
個人的にも
梅野隆太郎が軸だった捕手のポジションは、坂本との併用によって試合運びをするケースが増えた。V争いをした昨シーズンは最終戦まで11戦連続スタメン出場で自信もつけた。
矢野燿大監督も「捕手は守りも大事だけど、打てないんじゃ使いづらい。形になりそうなところまできている」と信頼を得るステージまできている。
「監督はいつもやってみて気づくことが大事とおっしゃっています。失敗を恐れるのでなく、失敗したところから何かを学ばなくてはいけないと教えられてきた」
チーム連敗を止めた
DeNA戦(甲子園)も
西勇輝とバッテリーを組んだ。坂本は梅野にも「少しでも近づけるように、また追い越されるように頑張ります」とチームをリードしていくつもりだ。
写真=BBM