
今季も主将としてチームを牽引した源田
昨季の最下位を誰よりも悔しがっていたのが、主将の
源田壮亮だった。チームを牽引する立場として、「悔しいし、情けない気持ちでした。最下位という結果を重く感じてやらなければいけない」。真摯に受け止めつつ、「(昨年優勝した)
ヤクルトも
オリックスも、最下位から優勝したので、自分たちもやれると思っています」。リベンジに燃えて今季に挑んだ。
だが、実際は苦しいシーズンとなった。5月6日の
日本ハム戦(ベルーナ)で自打球を当て、右足を骨挫傷。約1カ月間戦列を離れた。復帰後はなかなか状態が上がらず、6月の月間打率は.182と低迷した。7月に入り調子を上げ、着々と安打数を重ねたが、7月13日に新型コロナウイルス感染拡大防止特例で登録抹消。同22日には復帰を果たしたが、打撃が絶好調だっただけにチームにとっても悔やまれる10日間だった。その後、9月に再び状態を落とし、最終的には108試合、110安打、打率.266と、いずれもキャリア6年間でワーストの成績に終わることとなった。
とはいえ、最大の武器である守備面は変わらずの抜群の安定感を披露した。今季、投手力が充実し、チーム防御率はリーグトップの2.75を誇ったが、その安定には堅実無比な源田の守備が欠かせなかった。
また、投手、野手、年上、年下関係なく、チームメートの誰からも好かれるその人間性は、主将としても絶大な信頼を集めている。
残念ながら「最下位からの優勝」は果たせなかった。チームとして、また、自身の成績的にも悔しさを積み重ねた。来季こそ、必ずや雪辱を果たしてみせる。
写真=BBM