
思い入れの強い背番号で心機一転、戦いに挑む三森
初心に返った背番号で、うさぎ年の大ジャンプを狙う。2月21日に24歳の誕生日を迎える
三森大貴は、背番号を「68」から小学3年時に初めて着けたという「13」に変更。同じ1999年生まれの年男には
清宮幸太郎(
日本ハム)、
佐藤輝明(
阪神)、
安田尚憲(
ロッテ)ら逸材も数多くいる。心機一転の1年に「年男への意識はまったくないです。干支の順番もよく分からないし」と苦笑いを浮かべつつ、『最多安打』を目標に掲げた。
「もうやらなければいけない立場。これから先も出続けていくためには、そういったもの(タイトル)を手にしていかないと自分の地位を築けないと思う。そういうところを目指してやりたい」。2021年は86試合に出場して82安打。22年は102試合で101安打と着実に積み重ねてきた。その数字を一気に“タイトル級”まで増やしていく。
昨季は左手親指骨折などで離脱する期間もあり、規定打席まで6打席足りず。「1年間戦うため、最低限の土台が必要。キャリアハイを出し続けていけるように、スケールアップしたい」と力を込めた。一方で、リーグ優勝がかかった昨季の最終戦、10月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)での先頭打者本塁打は自信にもつながっている。「これまで味わったことがない雰囲気の中で、一番いい打撃ができた」と手応えを感じた。
昨年8月には第2子となる次男も誕生した。「また家族のためにも頑張ろうという気持ちが強くなった」。超大型補強によってレギュラー争いも激化。二塁のレギュラーをつかみ取り、安打を次々と重ねる。
写真=BBM