
オフにはしっかり体づくりを行い、1年間戦う下地は築いた
頼れる琉球右腕が帰ってくる。2021年6月に右肘内側側副じん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた
平良拳太郎が今季、完全復活を目指す。
17年に
巨人へFA移籍した
山口俊の人的補償として
DeNAに入団。20年には12球団でただ一人、開幕から8試合連続クオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を達成するなど、抜群の安定感を誇った。手術を乗り超えた昨季、実戦復帰登板予定が新型コロナ感染で後ろ倒しとなった影響で、目指していた一軍登板こそなかったが、10月のみやざきフェ
ニックス・リーグまで参加し、リハビリプログラムを完了。「来年(23年)勝負できる形はできた」と語った。
昨年12月には同じ横手投げで尊敬する
藤岡好明(元DeNA→現独立L/火の国投手コーチ兼選手)と宮崎で合同トレーニングを行い、1月は故郷の沖縄・今帰仁村で練習を積んだ。細身の右腕は、先発投手として1年間戦い抜く体づくりを目的に、体脂肪率を5パーセントアップさせる増量計画にも着手している。
三浦大輔監督は「手術を経験して意識も変わった。元どおりに戻るというより、元どおり以上に。一軍の先発の枠を空けて待っているわけじゃないので、そこは勝負していけよという話はした」と期待を込めた。その思いは平良も胸に刻んでおり「(今年は)最初からみんなと同じようにできると思っているので、(キャンプから)アピールするためにやっていく」と力を込めた。
「とにかく1年間しっかり投げられるように」
大手術を乗り越えた平良が、今季のフル回転を誓った。
写真=BBM