
内野で安定した守備力を発揮している柴田
限られた出番で、オンリーワンの役回りを遂げようとしている。2016年にドラフト3位で入団し、生え抜きとして迎えている8年目のシーズン。困ったときに頼れるのが
柴田竜拓だ。ここまで出場したほとんどが途中出場で守備に就いた。遊撃と三塁でもちろん、無失策だ。
「すべてにおいて、チームに貢献できなかった」と反省したのが昨年のこと。96試合で自己ワーストの打率.195、開幕から33打席連続で無安打とバットで苦しんだ。
それでも
三浦大輔監督が必要としたのは、安定した守備力があったから。慢心することなく、常に磨き続けてきた。17年の後半戦に初めて二塁のレギュラーとして定着。同年は日本シリーズにも出場し、
今宮健太(
ソフトバンク)から大きな刺激を受けた。
「あれだけ勝ちに貢献できる守備があるんだと感じた」
堅実かつ華麗なプレーで日本一に貢献した遊撃手。名手となるため、さらに向上するきっかけにもなった。
究極の目標を「守備率10割」とし、翌18年から3年連続で100試合以上に出場。本職の二塁だけでなく遊撃、三塁の3ポジションをハイレベルにこなすようになったのも同じ時期だった。チームの内野陣では一塁・ソトと
佐野恵太、二塁・
牧秀悟、三塁・
宮崎敏郎はほぼ不動。残る遊撃は
中日から
京田陽太が加入し、新人の
林琢真も台頭している。
「(内野の)層を厚くするのはすごくいいこと。自分自身もレベルアップできると思う」
チーム戦略にも理解を示し、今は有事に備えるバイプレーヤー。実は最も欠かせない。
写真=BBM