
来年こそはフルシーズンで一軍戦力になることを誓う
2024シーズンは反抗の年になるだろう。通算1000試合出場がかかっているのは、骨折から復帰し出直しをはかる
梅野隆太郎だ。
「プロ11年目を迎えるのに、こうやってワクワクした気持ちになるのも、23年は悔しい思いをしたからこそです。自分ができることを準備していきたいです」
レギュラー捕手の立場だった10年目。8月13日の
ヤクルト戦(京セラドーム)で死球を受けて左尺骨骨折のアクシデントに見舞われ退場となった。プロ入り後、ここまで5シーズンで100試合以上に出場してきた。それが72試合出場、打率,194、1本塁打、19打点にとどまった。
18年から3年連続ゴールデン・グラブ賞。それが自身の負傷でライバルの
坂本誠志郎に正捕手のポジションを取って代わられた。順調にいけば節目の1000試合出場もクリアしていたはずだ。その後のリハビリは順調で日本シリーズ40人枠入りし、その歓喜の瞬間を味わった。
2月1日のキャンプインについても「まったく問題はない」と攻守に万全の形で臨むことを明らかにした。
「24年は王者として見られる。連覇という目標に向かっていけるのは自分たちだけだと思うので、タイガースらしい野球を、また違ったものを見せることができればと思っています」
梅ちゃんの復活が実現すれば、通算1000試合出場達成も通過点に過ぎないのだ。
写真=BBM