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2年目の今季、すべての面で飛躍を誓う林
プロ2年目の飛躍を誓う。2000年8月24日生まれの
林琢真は、「年男」として迎える1年へ「チームが優勝できるように、その戦力になりたい」と決意を語った。
駒大からドラフト3位で入団した昨季は、開幕スタメンでスタートした。最終成績は65試合に出場し打率.206、11打点、7盗塁。プロの壁にぶつかりながらも一歩ずつ進化を続け、シーズン終盤に持ち味のしぶとい打撃を発揮すると、
広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは2試合とも一番・遊撃で出場を果たした。
迎えた24年、目指すのは遊撃の定位置奪取だ。1年目を終えて「個人的には遊撃で多く試合に出たいという思いがあるので、そこを目指してやっていきたい。やりがいもすごく感じた。CSで守らせていただいたのが大きくて、負けてしまった悔しさもあって、もう一度あの舞台で戦いたいという思いがある」と明かした。課題に挙げる守備の安定性向上に取り組み、ベテランの
大和、
京田陽太、
森敬斗らがひしめく遊撃争いに挑んでいく。
1月はアメリカ・サイパンで先輩の
大田泰示と合同自主トレに臨む。
「トレーニングもそうですが、僕は泰示さんの野球観がすごく好きなので、それを学びたい。いろんなことを経験されてきた方だと思う。僕も長く野球がしたいので、10年後も野球ができるためにどうしたいかを考えてやっていきたい」
しぶとく、かつアグレッシブに。俊足巧打、堅守の遊撃手を目指して、辰年生まれの林が「年男」としての1年も突き進んでいく。
写真=BBM