
今年はポイントゲッターとして打線の中で欠かせない存在となる
年男の
森下翔太が掲げたのはタイトル獲りの大きな目標だ。今年8月で24歳となる。自らにプレッシャーをかけながら高みを目指すつもりだ。
「1つの目標としては100打点ですね。ここを達成すれば打点王とか、そういったレベルの戦いになってくると思いますから。打点にはこだわっていきたいです」
プロ1年目からリーグ優勝、日本一を経験した。
オリックスとの日本シリーズでプロ野球新人最多記録の7打点をたたき出したのはインパクトが強い。
今シーズンもその勝負強さに磨きをかけるつもりだ。「打率3割、20本塁打」も公言してきたが、クリーンアップに座る森下がもっとも固執するのが打点だ。
そのためには1年目の型にはこだわらない。バットの形状を変え、肉体改造にも取り組む。すでにオフからトレーニングに励みながら変化を求めている。
昨季は6月終了時点で打率.171と低迷し、ノーアーチだった。今年は体重92キロから2キロの増量が目標で、食事面にも改良を加えながらシーズンを乗り切るボディーを作り上げる。
森下は「そもそも2年目のジンクスと言われるような成績は残していない」と言い切る。「自分が打てばチームも回ると思うので、自信をもって臨みたいです」。
昨シーズンは後半からクリーンアップに固定された。「まだまだ稼いで一流になりたいです」。開幕からのスタートダッシュがポイントになるだろう。
写真=BBM