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10年目のシーズンとなる今季、強い決意で臨む
不退転の覚悟でプロ10年目のシーズンに臨む。オフに国内FA権を行使し、熟考の末に
DeNA残留を決断。新たに4年契約を結んで迎える今季、
石田健大は「やっぱり結果で、やれるぞっていうのを見せないとファンの方の信頼も得られない。最高のパフォーマンスを出せる準備を繰り返し、いい結果を残すことがファンの方への恩返しになる。その気持ちを持って投げたい」と決意を語った。
昨季は自身5年ぶり3度目の開幕投手を任され、先発ローテーションの一角を担った。春先は自己最長タイの8回無失点の快投を見せたが、5月以降は苦戦する場面が増えた。最終的には23試合に登板し4勝9敗、防御率3.97と不本意な結果に終わり「もちろん納得のいく結果ではない。数字を見ても負け越しているわけで、勝利と敗戦の数を逆にしないといけない」と悔しさを語っていた。
春季キャンプは鹿児島・奄美のB班で過ごし「自分と向き合う時間が多くあった。これをやらないと、これが足りないといったことを毎日更新していって、すごくいい時間だった」と振り返った。
ソフトバンク、
オリックスでコーチを歴任した新任の
入来祐作二軍チーフ投手コーチからも出力を上げるための助言を受け「今までなかった新しい引き出しができた」と収穫を口にする。
エースの
今永昇太がMLBのカブスに移籍した投手陣にあって、経験豊富な石田健は貴重な戦力として期待される。「自分に勝ち星がつかなくても、チームが勝つ投球をしていれば必ずチームは上位に行ける。そういう気持ちを強く持って投げたい」と強く誓った。
写真=BBM