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ヤクルト・北村拓己 役割をしっかりと把握して/ユーティリティーの極意

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 どんな形でも勝利に貢献する。それが北村拓己の覚悟だ。昨年12月の現役ドラフトで巨人から加入。パンチ力のある打撃に加え、内野のあらゆるポジションを守れるユーティリティーさが持ち味の右打ち内野手で、球団からの期待も大きい。

「強みというか、僕は内野を全部こなせるプレーヤーだと思っていますし、その中で打ちたいという気持ちが強い。まずは守備ですけど、しっかりと打力をアピールしてチームに貢献していきたい」

 昨年12月の入団会見で、北村拓は自身のアピールポイントをはっきりと口にした。古巣・巨人ではなかなか出番がなかったが、打力も守備力もある万能型の内野手はヤクルトにとって貴重な存在。背番号38で新たなスタートを切った。

 開幕一軍スタートを勝ち取ると、5月20日時点で21試合に出場し、スタメン、代打、代走、守備固めとあらゆる役目をこなしている。「そこ(ユーティリティー)の貢献度というか、そういう意識は絶対大事だと思うので、しっかり準備していきたい」と期待されている役割をしっかりと把握している北村拓。目指すは新天地で亜大の先輩である指揮官を胴上げすることだ。

「個人的に1年間通して一軍にいること。100試合以上は出たいと思っていて、優勝したいという思いが強いので、高津監督を胴上げできるように優勝の一員、チームの戦力になれるようにしっかりと頑張っていきます」。主力、控え、すべての選手が力を発揮して勝利につながる。北村拓もそのワンピースになる。

写真=BBM

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