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ヤクルト・サンタナ 不断の努力が実を結び/助っ人前半戦通信簿

 

今季も豪快なスイングで快音を残している


 年数を重ねるごとに進化している。来日4年目のサンタナが今季、“無双状態”だ。前半戦を終了時点で打率.315はリーグトップで、42打点は同4位タイ、11本塁打は同7位。下位に沈むチームの中で奮闘している。

 真面目な性格で、野球へのひたむきさは誰もが認めるところ。不断の努力が実を結んでいる。本拠地・神宮球場での試合前には、毎日のように室内練習場で早出練習を行ってきた。「試合で全力を発揮するためには準備が必要。当たり前の考えだよ」とサラリと答えるが、助っ人外国人選手としては珍しい。それだけ異国の地で、スワローズで活躍したいという思いが強いのだ。

 6月21日には、オスナとともに来季から新たに3年契約を結ぶことが球団から発表された。ヤクルト愛を問われたサンタナは「すべてが好き。最初からチームメートやスタッフ全員が温かく、本当に家族の一員として接するような迎え入れ方をしてくれた。このチームでいろいろな波を経験しているので、あらためてずっとスワローズにいたいなという気持ちが強かったので、残れてよかった」と明かした。

 さらに、7月4日には選手間投票でのオールスターゲーム初選出が決まった。各球団の選手に認められた証しであり、「球界の素晴らしい選手たちと同じグラウンドに立つことをとても楽しみにしている」と胸を躍らせた。左足裏を痛めて本調子ではないが、チームに必要不可欠な存在であることは変わりない。

写真=BBM
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