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DeNA・牧秀悟 余念なき体調管理で出場続ける主砲/頼れるタフネス

 

自身初のケガによる離脱も経験したが、最短で復帰し打線の中心に立ち続けている


 まさに不動の主軸として、ベイスターズ打線を引っ張り続けている。牧秀悟内野手は、ドラフト2位で入団した1年目から137試合に出場。2年目からは四番に抜てきされ、開幕前に日本代表に選出されワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場した3年目の昨季は、初めて全143試合に出場して最多安打と打点王のタイトルを獲得した。

 4年目の今季は、12球団最年少となる25歳でチームの主将に就任した。5月21日に右太もも裏の肉離れのため、故障ではプロ入り後初の出場選手登録抹消となったが、最短となる同31日には一軍へ復帰。その日に代打で出場すると、翌6月1日の日本ハム戦(エスコンF)では復帰5打席目での初安打を、同点の9回に劇的な決勝本塁打で飾った。

 1年目から新型コロナウイルス感染を除けば、ほとんど戦列から離脱することなくフル回転。7月15日の広島戦(横浜)で通算300打点に達した。プロ4年目での到達は球団の日本選手では初で、球界全体でも長嶋茂雄清原和博らレジェンドに並ぶ快挙。牧の新人時代から指揮官を務めている三浦大輔監督も「レギュラーですから、主将としても疲労がないことはないです、絶対に。その中でうまく向き合いながら、毎試合頑張ってくれている」と目を細める。

 オフには鹿児島・鹿屋でベテランの大和に弟子入りして合同自主トレーニングを行い、大和を通じて知り合ったトレーナーを定期的に遠征先に招いてケアを受けるなど、体調管理にも余念なく取り組んでいる。負担の大きい二塁で出場を続け、主将としてもチームを引っ張る。

写真=BBM
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