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ロッテ・マーティン あこがれた兄の背中を追って/待たれる一軍デビュー

 


 懐かしい面影のある23歳新助っ人が加わった。

 7月2日に育成契約を結んだキューバ出身のアンディ・マーティンは、身長188cm、体重95kgの大型選手。2019年から22年までロッテでプレーしたレオネス・マーティンの弟だ。入団時には「私も兄・レオネスがプレーしたZOZOマリンスタジアムのグラウンドに立って、最高のファンの皆さまの前でプレーできることを楽しみにしています」と、夢を語った。

 5月20日に来日。BCL・茨城アストロプラネッツで11試合に出場し、打率.216、3本塁打、9打点、2盗塁をマークした。ロッテに育成入団した翌日の7月3日にはイースタン・巨人戦(ロッテ)の9回裏に代打で登場し、早くも公式戦デビューを果たすと、同26日の楽天戦(ロッテ)では左翼ポール際に来日第1号となる特大ソロを放り込み、自慢の打力を見せつけた。

 支配下登録の期限である7月31日までに登録されなかったので一軍デビューは来季以降になりそうだが、その時点でイースタン12試合に出場し、32打数8安打、打率.250、1本塁打、5打点を記録。「生活もすごく慣れてきて、いい感じ。一番はマリーンズの一員になれたことがうれしいし、日に日に良くなることを目標として意識し、練習を頑張っています」と、充実感をにじませた。

 小さいころからあこがれ続けた兄と同じユニフォームに袖を通し、「皆さんが優しくて、本当に兄弟のような感じで接してくれますし、自分もやりやすいです」と居心地の良さを明かした。

写真=川口洋邦
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