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ヤクルト・古賀優大 扇の要としてチームをけん引「与えられたチャンスを、がむしゃらにつかんでいかないといけない立場」/節目の年を迎えて

 

堅実なリードで投手を支え、今季は打率.283と正捕手の座をつかむためにアピールを続けている


 真価を発揮する、進化した姿を見せるシーズンになるだろう。古賀優大がプロ10年目を迎えた。2017年にドラフト5位で高知・明徳義塾高から入団。順調に成長段階を踏み、昨季は捕手では中村悠平を超えるチーム最多の87試合に出場した。盗塁阻止率は脅威の.500をマーク。今季から選手会長にも就任し、正捕手奪取を目指す。

 「与えられたチャンスを、がむしゃらにつかんでいかないといけない立場だと思っているので、試合に出たら、一試合一試合必死にアピールしたい。中村さんは憧れの存在でもありますけど、超さないと正捕手を取れないと思っているので、そういったところは意識しています」

 古賀にとって一番の強みは強肩を生かした高い守備力。昨シーズン、多く試合に出たことによって投手陣とのコミュニケーションを取ることの重要性を再認識し「ブルペンから『この球は使えるな、使えないな』というのを考えながら受けないといけないなと思った」。普段からリード面について考えを巡らせ、投手に寄り添いながら、扇の要としてチームを引っ張っていく覚悟だ。

 長年課題だった打撃面も改善し、昨季は規定打席未達ながら打率.280をマーク。オフシーズンは「強く一球一球スイングするというところをやってきた。打球が強くなったり、スイングスピードも上がったらいい」とバットを振り込んできた。

 今季は12試合に出場し13安打5打点、打率.283。守備では盗塁阻止率が.667でリーグトップ。4月14日のDeNA戦(松山)では同点に追いついた5回一死満塁の場面で勝ち越しの左前2点適時打を放ち、決勝点を入れた。毎年行われる春季キャンプの場所でもあり、今年1月に自主トレを行った思い入れの強い松山で躍動。「1年の始まる地でもあると思っている。そういう場所で、いい活躍ができてすごく良かった」と喜んだ。

 守備面で安定感が増し、打撃面も強化されれば、リーグを代表する捕手になれる可能性は十分にあるだけに、勝負のシーズンになる。

写真=BBM
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