
今季100ホールドの大台に臨む、頼れるリリーバーの加治屋
ソフトバンク、
阪神を経て2024年オフ、
楽天に入団した
加治屋蓮。昨季、54試合に登板した右腕は今年、35歳の節目の年を迎える。春季キャンプを一軍でスタートしたベテランは開幕一軍を勝ち取った。
存在感を発揮したのが、4月7日の
日本ハム戦(楽天モバイル)だった。0対0で迎えた4回一死一塁。先発した
前田健太が右ふくらはぎをつった影響により降板。カウント2ボール1ストライクの場面で加治屋がマウンドへ上がった。
ブルペンでは10球程度しか投げていなかったという。しかも気温は9度で強風が吹き荒れる悪条件。それでもプロ13年目は動じなかった。
田宮裕涼を二ゴロ、
奈良間大己を三ゴロに封じると、5回は安打と四球で二死一、二塁のピンチを背負ったが、
レイエスをフォークで空振り三振。1回と2/3を無失点に抑え、今季1勝目を手にした。「マウンド上でのアクシデントだったので(投球練習では)何球でも投げていいよっていう形での登板だったんで、いい形で入れたかなと」と静かにうなずいた。
相手打線は開幕から9試合連続で本塁打を放ち、チーム本塁打が22本と絶好調だったが6投手の継投で完封リレー。アクシデントに襲われた中で、救援陣が踏ん張った。
三木監督は「彼(加治屋)の経験に加えて、あそこで1球目からバチっと投げられるのも素晴らしかった」と豊富な経験を含めて評価した。4月9日現在で通算81ホールド。現時点でプロ野球では54人しか達成していない通算100ホールド到達も視野に入れる右腕が、今季もブルペンを支えていく。
写真=BBM