秋季キャンプは新たな挑戦の場でもある。11月8日、午前中に行われた内野ノックでは、真新しいグラブをはめ、緊張した面持ちで二塁の守備に就く
福田秀平外野手の姿があった。「いくぞ、と言われたときにいけるくらいのレベルまでには準備したい」。硬いグラブに球をこぼす場面も見られたが、遊撃手出身らしい軽快な動きを披露していた。
また、
明石健志内野手は外野の守備練習に参加。「いろいろできるようにということ」と、今季終盤、CSと左翼の守備に就いたこともあり無難にこなした。 V奪回へ──。複数ポジションを守れる選手が増えれば、選手起用の幅は広がる。選手のユーティリティー性を重視する工藤監督らしい試みだ。