これまで上々の仕上がりを見せていた
田中正義投手が2月14日、シート打撃に初登板した。熱い視線が注がれる中の投球だったが、「(自分に)イライラします。納得のボールが投げられていない」との本人談のとおり、プロの厳しさを味わうこととなった。
打者7人に42球を投げて被安打ゼロ。結果を聞けば良しとも思えるが、問題は制球だ。先頭の松田には直球が上ずり四球。真砂にはカットボールやフォークなど変化球の制球にも苦しみ、8球ファウルで粘られ、12球目でようやく右飛に打ち取った。
達川ヘッドコーチは「球離れがバラバラ。やるべきことは多いわな」と厳しい評価を下したが、巻き返す力があることは本人も周りも十分承知だ。