内川、
デスパイネと主軸にも故障の波が押し寄せる中、気迫の男が帰ってきた。6月13日に一軍昇格した
長谷川勇也外野手は、同日の
巨人戦(東京ドーム)に「七番・左翼」でスタメン出場。2回の第1打席から一塁にヘッドスライディング(結果は捕ゴロ)を見せ、静かなる闘志は早々に伝わってきた。
チームは巨人・菅野に初回の四番・柳田以降ノーヒットに抑えられていたが、それを止めたのも長谷川勇だ。8回二死、カットボールをとらえ右翼へ。打球は右翼席最前列付近に当たってグラウンドにはね返り、当初は二塁打と判定されたが、リプレー検証の結果、本塁打に修正された。「泥くさいヒットで僕はここまできた」。長谷川勇らしい一発だった。