熾(し)烈を極める内野の定位置争い。4月9日、ファームから新たな刺客が送り込まれてきた。9年目の三ツ俣大樹内野手だ。三ツ俣は2014年のシーズン途中、
オリックスから
中日に移籍。今年27歳を迎える男は、背水の思いで今季に臨んでいた。
亀澤と入れ替わる形で一軍昇格を勝ち取った翌10日の
巨人戦(ナゴヤドーム)、三ツ俣は七番・二塁でスタメンに名を連ねた。しかし1回表、ランナーの丸に足を踏まれて右手を負傷。だが、それでも退くことはしない。2回表無死一塁の場面では、陽のセカンドゴロを捕球すると、京田へバックトス。見事に併殺を完成させ、守備で魅せた。打撃は2打数無安打に終わったが、アピールには成功した。