
埼玉県新座市にある立大野球部合宿所の「智徳寮」に入寮。バットを握ってポーズを取り、意気込みを見せた/写真=URP
地道に取り組む4年間。林中勇輝(敦賀気比高)の存在感。
林中勇輝が野球を始めたのは、小学校2年のときだ。そのころ、父・桂三さんから「将来は東京六大学で野球をしてくれ」と言われた。
それから約10年が経った今年。2月4日、林中は立大野球部「智徳寮」に入寮した。父の言葉を実現するスタートラインに立ったのだ。
「父にそう言われたのは、幼いころに数回だけなんですよ。でも、大学へ進学しようと考えたとき、急にその記憶が強く浮かんできたんです」
敦賀気比高では1年秋から遊撃のレギュラーとなった。全国優勝を果たした2年春をはじめ、2年夏、3年春の3度、甲子園に出場して2本塁打を放っている。昨夏は侍ジャパン高校代表としてU-18アジア選手権に出場。主に一塁を守り、11打点を記録して打点王となった。
プロのスカウトも注目する存在だったが、高校2年の冬の時点で・・・
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