
5年ぶり出場の九州三菱自動車[福岡市]は健闘及ばず、トヨタ自動車との開幕試合で惜敗。エース・谷川[背番号19]の力投も報われなかった/写真=田中慎一郎
エース・谷川が力尽きタイブレークに満塁被弾
第88回都市対抗野球大会が、7月14日、東京ドームで開幕。前回優勝のトヨタ自動車(豊田市)と対戦する開幕戦の栄誉を引き当てたのは、5年ぶり3回目の出場を果たした九州三菱自動車(福岡市)だった。
九州三菱自動車の今年のスロー
ガンは『一戦必勝~勝利への執念~』。その一戦必勝を現実のものとするために、比嘉康哲監督(九州共立大)が磨いてきたのは守備力だった。
「社会人チームは守れて当たり前。打ち取ったボールは確実にアウトにすることをテーマに守備に力を入れてきました」
また、こうした守りの野球をすることができたのは大黒柱のエース・
谷川昌希(東農大)という存在がいたことも理由のひとつだ。昨季まで主戦だった
有吉優樹(現
ロッテ)が抜けた中、今季は4月のJABA岡山大会までなかなか調子が上がらなかったが、「このままではダメだと感じ『自分からチームを引っ張っていくんだ』と気持ちを入れ直しました」
自覚の芽生えとともに投球内容は良くなっていき・・・
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