2011年の東日本大震災、14年の熊本地震で被災した両チームによる対戦。Honda熊本が日本製紙石巻を4対0で制している/写真=佐藤博之
「勝利」を追求する姿で全国へ存在感を発信
2011年に起こった東日本大震災により、甚大な被害を受けた石巻市。最大級の被災都市から世界の復興モデル都市を目指しているこの地で活動しているのが日本製紙石巻だ。「震災で被害にあった石巻で、野球をすることには意味があると思います」と話す前田直樹監督(慶大)の下、投手陣は塚本峻大(東北学院大)、宝利亮(近大)の左右のエースを確立。打線も小野悠介(東日本国際大)を中心に切れ目のない打線を作り上げ、5月のJABA北海道大会兼東北大会では初優勝。都市対抗の東北地区予選も安定した戦いぶりで第1代表の座をつかんでいた。
都市対抗の本戦では1回戦でホンダ熊本(大津町)と対戦。先発のマウンドには左腕の塚本を送ったが、4回表一死二、三塁のピンチで浜岡直人(亜大)に2点適時二塁打を打たれ先制を許してしまう。反撃は6回・・・
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