週刊ベースボールONLINE

東京六大学リーグ

軟式出身のリードオフマン・辻居新平(東大)の長打力の秘密

 

慶大3回戦に左越えへ放ったリーグ戦初本塁打(2ラン)は、人生初ホームラン。打った瞬間それと分かる鋭い弾道だった/写真=窪田亮


硬式デビュー20打席目でリーグ戦初本塁打の「奇跡」


 高校時代に軟式経験者であっても、神宮には“夢”がある。辻居新平(2年・栄光学園高)が慶大3回戦で、硬式デビューからわずか20打席目でスタンドイン(2ラン)を放った。立大との開幕カードから先発に名を連ね、慶大2回戦から「一番・中堅」に定着。3回戦では初の3安打も放ち、15打数6安打4打点と好調だ。人生初本塁打。努力が奇跡を起こした。

「打てたことは、素直にうれしい。ただ、結果的にチームは負けたので……。勝ちにつながる打撃をしたい」

 1勝1敗で迎えた3回戦。2002年秋、立大戦以来の勝ち点が期待されたが、10対13の惜敗だった。慶大1回戦で通算5勝目をマークしたドラフト候補左腕・宮台康平(4年・湘南高)が4回途中8失点降板。この時点で1対8。浜田一志監督が「これまでならズルズル行っていたが、力強くなった」と収穫を語るように・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球取材班、ベースボールライターによる、高校・大学・社会人野球の読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング