
1年春に立大の四番を任され、4カードを終えチームトップの打率.407、2本塁打、7打点。甲子園で見せた打棒を神宮でも披露している
甲子園春夏連覇の超スーパー新人が存在感披露
5月12日、立大対早大2回戦の試合後。神宮球場の三塁側外周には、サインを求める女性ファンの長蛇の列ができていた。彼女らのお目当ては立大の1年生四番・
山田健太(1年・大阪桐蔭高)。爽やかな笑顔で、チームのバスが出発する時間のギリギリまで応じていた。学生野球では滅多に見られない光景だった。
大阪桐蔭高時代は、2年春のセンバツで三塁手として5年ぶりの優勝に貢献。3年時は二塁手として、甲子園で春夏連覇を達成した。高校通算23本塁打の実力と、甘いマスクによる人気を兼ね備えたスーパールーキーが、神宮の舞台で躍動している。
今春のリーグ開幕の慶大1回戦(4月13日)で、6回二死一塁の場面で代打としてリーグ戦デビュー。慶大のエース左腕・
高橋佑樹(4年・川越東高)に対し、ファーストストライクから積極的に振っていった。もう何シーズンも神宮球場でプレーしているかのように、落ち着いていた。フルカウントからの6球目。スライダーを左翼前に運び、リーグ戦初打席で初安打を記録。4月21日の明大2回戦では、6回に一死一塁から代打で登場。明大の左腕・
磯村峻平(2年・中京大中京高)の141キロの内角低めの直球をすくい上げ、左翼席へ2ラン。リーグ戦初本塁打、初打点をマークした。
勢いは止まらない。4月22日の同3回戦では「三番・一塁」で初先発。周囲の誰もが・・・
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