
きらやか銀行の主将・藤田[背番号2]は試合後、応援してくれたスタンドへ挨拶。この悔しさは忘れない/写真=矢野寿明
令和最初の真剣勝負明暗を分けた「1球」
社会人野球の日本一を争う第90回都市対抗野球大会が7月13日に東京ドームで開幕。今年は記念大会のため出場枠が増えて36チームで争われる。開幕試合(1回戦)はきらやか銀行(山形市)とパナソニック(門真市)との間で行われた。
2年ぶり3回目の出場となったきらやか銀行は、今季から村上真監督(東北学院大)が就任。ふだんは午前中が勤務。午後からが全体練習と時間が限られているなか、藤田遼主将(常磐大)は「過去2回出場した都市対抗は本戦に出られればOKでしたが、監督交代を機に都市対抗で勝つことを目指し、県勢初の全国8強を目標にしました」と話す。
2、3月に静岡・清水庵原球場で行われたキャンプはかなりの負荷がかけられた。「打撃ではロングティーなどで振り込み、多いときは1日1000スイング。守備では相手の進塁を防ぐために送球ひとつをとっても、次のプレーにつなげやすいところへ投げるように徹底させました」と村上監督。藤田主将も「監督から・・・
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