
日本高野連・八田英二会長
日本高野連は11月29日の理事会にて、来春のセンバツから1人の投手の投球数を1週間で500球以内とする「球数制限」の導入を決定した。今年4月から4回にわたり「投手の障害予防に関する有識者会議」(野球の指導者、医師、研究者ほか)が開かれ、同20日に答申案が提出。同案を受けて、理事会において全会一致で承認されたものである。3年間を試用期間にし、各種大会では「3連戦」を回避する日程が組まれることも定まった。
また、18年からプロ、大学、社会人で採用された「申告敬遠」についても来春のセンバツから導入。投手が投球しなくても、チームが故意四球の意思を示せば、敬遠できる。
日本高野連・八田英二会長は「来季へ向け加盟校、都道府県高野連の協力も得ながら、公式戦の球数制限だけでなく、大会や練習など投手の障害予防全般にわたる取り組みを推進していきます。一人ひとりの部員を大切にする、高校野球を目指していきます」とコメントした。