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2020年、主将兼エースとなった早大・早川の奪三振率も見逃せない
試合の流れを変える「奪三振」の魅力
趣味は読書。
早川隆久は自己啓発の書籍を読み込むのが好きだ。「人生の時間の使い方」を意識して行動。新型コロナウイルスの感染拡大により、不要不急の外出の自粛が叫ばれる中、活字から得た情報を頭に入れ、野球に生かそうと懸命である。
思えば木更津総合高(千葉)に在学中、2年春、3年春夏の甲子園に出場しているが、大会主催者が設定する「試合前取材」で決まって話題になっていたのはルーティンだった。起床してからの球場入り、試合前の調整、入り方に至るまで、几帳面な性格が出ていた。早大入学以降も探求心は変わらず、投球フォーム、変化球の握り、ストレートの腕の振りなど体のメカニズムを、細部までチェック。あくなき探求心は早大の大先輩で、同じ左腕の
和田毅(現
ソフトバンク)に通じるものがある。
和田は4年間、早大における初代学生トレーナーである同級生の土橋恵秀氏(プロ入り後はパーソナルトレーナー)と二人三脚で、投球スタイルをつくり上げた。4年秋には法大・
江川卓(元
巨人)の持つ個人通算奪三振記録(443)を更新。最後の登板となった慶大2回戦で476個目の三振を奪ったのは・・・
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