
仙台育英高は5月30日に練習再開。須江監督はソーシャルディスタンスなど感染予防対策を徹底しながら、指導を展開した/写真=松橋隆樹
日本一激しい部内競争。部員103人が再始動
5月30日、仙台育英真勝園グラウンドに球音が戻ってきた。全体での練習はおよそ1カ月半ぶりのことになる。自宅に戻っていた県外出身の選手も帰寮し、新1年生を含む部員103人がそろった。
臨時休校期間中、須江航監督はZoomやグループLINE、Slackを使い、ほぼ毎日、選手とコミュニケーションを取っていた。新型コロナウイルスや、社会情勢に関する記事を送り「社会の中で、高校野球がどう存在しているか」を考えさせた。
3年ぶりの出場が決まっていたセンバツは、2月初旬の時点で「中止の可能性もあり得る」と伝え、5月に入ってからは「甲子園がない場合とある場合を想定し、夏にどのように向かっていくか」を議題に、Zoomミーティングを重ねた。
「今回の問題による子どもたちのストレスは、大人が思っている以上のものがあります。だからこそ・・・
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