
国士舘高は6月16日に活動再開後の練習を公開。永田監督はマスクをつけ、感染予防対策を講じて指導していた/写真=大平明
昨秋の東京王者が代替大会と甲子園へ活動再開
「甲子園でプレーすることを目標に頑張ってきましたから、1試合でもできるという喜びは計り知れません」。新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となった今春のセンバツ。その代替試合として出場予定だった32チームを甲子園に招待し「2020年甲子園高校野球交流試合」が8月に開催されることとなったが、その一戦に出場する国士舘高・永田昌弘監督は心情をこのように吐露した。
昨秋の東京大会を制し、2年連続でセンバツへの切符を手中にしていた国士舘高。主将・鎌田州真(3年)をはじめ、昨春の甲子園を経験したメンバーが多く残り「1年前に比べて今年のチームは攻撃力で上回っていましたし、守備力もあったのでセンバツでは2つ勝つつもりでいました」と指揮官も手応えを感じていたなか、中止の一報が届いたのは、3月11日のことだった。「練習後に伝えたのですが東京の子はクールなのか、選手たちに涙はなかったですね」。その日のうちにチームはいったん、解散・・・
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