
昨春、30年ぶりにセンバツを制した東邦高は紫紺の大旗を返還。大会中止を受け、当初は4月に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期された/写真=榎本郁也
新体制も目指す頂点。盤石の強さは不変
昨春の第91回センバツ高校野球大会(甲子園)で優勝した東邦高(愛知)の優勝旗・優勝杯返還式が7月6日、愛知県名古屋市の同校で行われた。例年は翌年のセンバツ開会式で返還することになっているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が中止。当初は4月に同校で返還式開催の予定も、休校となったため先延ばしになっていた。
式には、主催者側から高島信雄・毎日新聞社中部代表や日本高野連・小倉好正事務局長らが出席。東邦高からは榊直樹理事長、藤本紀子校長をはじめ、野球部からセンバツ優勝時の監督である森田泰弘総監督、山田祐輔監督、林泰成主将、吉納翼副主将(ともに3年)が臨んだ。
まず、林主将が優勝旗、吉納副主将が優勝杯を返還。続けて、主催者側からレプリカを受け取った。あいさつでは、東邦商時代の1941年に優勝した後、戦時中断した期間も同校が優勝旗を守り続けたエピソードが高島氏や藤本校長から紹介された。
前日の5日が18歳の誕生日だった林主将は「式を経験できたのは、先輩方のおかげ。誇りに思う」とコメント。本来なら、センバツ開会式で甲子園を行進した後に返還するはずだったが・・・
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