ジェイプロジェクトはコロナ禍により、厳しい業績の中でも野球部の活動は継続。白星で会社を盛り上げたかったが、無念の初戦敗退を喫した[写真=田中慎一郎]
東京ドームで痛感した「準備」と「確認」
第91回都市対抗野球大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試合後の取材はオンラインで行われた。その画面に姿を現したジェイプロジェクトの三塁手・今井雄一(大体大)は大粒の涙を浮かべた。
飲食業をメーン事業としているジェイプロイジェクトは、20年のコロナ禍の影響を大きく受けた。社業の業績が悪化するのに伴って野球部に対する風当たりも強まり、チームには動揺が広まった。だが、そんななかジェイグループホールディングスの新田治郎代表取締役は、野球部の支援継続を明言。今井は「会社が大変な時期に野球をやらせてくださって感謝しています」と振り返る。
ただ、野球部を取り巻く環境は厳しかった。7月にGMから復帰した
辻本弘樹監督(智弁学園高)が「緊急事態宣言が出て、4月から6月末まで練習ができなかった」と話すように・・・
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