プロ入りをかけた勝負の入社3年目

　入社3年目。向山基生は背水の陣の覚悟で新シーズンへ臨む。2018年は法大の主将として春、秋ともにベストナインに選出され、プロ志望届を提出するも指名はなかった。19年にNTT東日本へ入社し、昨年は再び、ドラフト解禁年だったが、名前が呼ばれることはなかった。

「昨季は冬場からドラフトを一つの目標としてやってきたので、指名されずに残念な気持ちだったんですが、その時点でもう都市対抗の開幕まで1カ月を切っていたので、すぐに気持ちを切り替えました」

　3度目の挑戦へ向け、リスタートの舞台となった昨年の都市対抗は・・・