
日本生命との社会人日本選手権1回戦は0対3と善戦。エース・中田の力投が光った[写真=佐藤真一]
全国舞台で課題が出た企業チームとの差
第45回全日本クラブ選手権(5月、岐阜・長良川球場)を2004年以来17年ぶりの制覇。16大会ぶり11度目の頂点は、全国最多の優勝回数である。確かな実績を残す全足利クラブは、同大会では4試合で26得点、4失点と投打に圧倒し、チーム打率は.344を記録した。就任3年目の椎名博士監督(日大)は1997年の優勝メンバーの1人で、主砲として最高殊勲選手賞を獲得している。当時のチームと比べて「断然、今のほうが強い」と話す。久びさの栄冠で日本選手権へ、初の出場権をつかんだ。
初戦の相手は9大会連続37回目の出場だった名門・日本生命。高く険しい壁がそびえ立ったが、8年目を迎えたエース・中田智暁(専大)の気持ちは高ぶっていた。「1年目のときから日本選手権に出て、企業チーム相手に勝利投手になりたいという思いでずっとやってきました。ワクワクが強くて、昨日の夜も早く投げたいなという思いが強かったです」。
初回を三者凡退に抑えると・・・
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