
早大・徳山は東大1回戦で7回途中1失点の好投。バットではリーグ戦初本塁打となる2ランを放ち、通算9勝目を挙げた[写真=斎藤豊]
立て直してきた修正能力に背番号11を背負う強い自覚
「誰でも打たれることはある。そこでどう反省して、次に生かすかが大事だぞ」。昨年、主将兼エースだった
早川隆久(現
楽天)から掛けられた言葉が今、支えになっている。
2017年のセンバツ優勝投手で、早大の151キロ右腕・
徳山壮磨(4年・大阪桐蔭高)は、もがいていた。
今年からエースナンバー「11」を背負う。春は3勝を挙げたが、本来の投球ではなかった。徳山は「投球時の上半身と下半身のバランスが合っていなくて、直球がシュート回転して抜けることが多い。持ち味である、低めから伸びる球を投げられていない」と表情を曇らせていた。
今夏は、安部球場(東京都西東京市)のブルペンで直球を狙ったところに投げ込む練習を重ねた。オープン戦で好投を続け「絶対に大丈夫だ」と自信を取り戻す。9月16日にプロ志望届を提出し、ラストシーズンを迎えた。9月18日の立大1回戦で・・・
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