飛距離で魅了する左のスラッガー
1年秋を終えた時点で早くも高校通算50本塁打を記録した
佐々木麟太郎(花巻東高)を筆頭に、今年4月で2年生になる世代は、将来有望な強打者の活躍が目立つ。その黄金世代の一角を担うのが広陵高・真鍋慧と九州国際大付高・
佐倉侠史朗だ。
メジャー歴代1位の762本塁打を放ったバリー・ボンズ(元ジャイアンツほか)に例えられ、「広陵のボンズ」の異名を持つ真鍋。名付け親でもある広陵高・中井哲之監督は「彼は遠くに飛ばすことができるバッターで、逆方向にもホームランが打てる。足も速く、すごく楽しみな選手」と語り、飛距離だけで言えば、2017年夏の甲子園で大会記録の6本塁打の
中村奨成(現
広島)をも上回ると評価する逸材だ。そのパワーの要因は、真鍋が「150キロくらい」と明かす、プロでもトップクラスとされるスイングスピードの速さ。パワーバーストバッグという水と空気を入れて不安定な状態になった円柱状のバッグを「中学時代からスイングをしてきた」と語り、通常は体幹トレーニングに使われる器具をバットのように振ることで鍛え上げてきた。また・・・
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