
履正社高・多田晃監督
注力していくのは選手とのコミュニケーション
履正社高の野球部を35年かけて大阪桐蔭高との“2強”にまで引き上げた岡田龍生氏(4月から東洋大姫路高監督)のあとを継ぐのは、OBの多田晃新監督だ。長く副部長、昨年は部長を務めた43歳で、履正社高が97年夏に甲子園初出場を果たした前年の主将でもある。卒業後は社会人生活の傍ら、土日には後輩たちの練習をサポート。そこから、野球部との関わりが続いてきた。
「あのころ、平日は工場勤務で冷蔵庫を作って会社の軟式野球をやりながらでした。現役のときから岡田先生には本当にお世話になっていたので、少しでもお返しがしたいと思って。そうしたら1つ下のチームが甲子園出場。あそこで、もっと毎日、高校野球がやりたい、ってスイッチが入ったんです」
もともと抱えていた教員志望の夢が再燃した。働きながら通信教育を受け、最短の4年で教員免許を取得。冷蔵庫を5年作った後・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン