
都市対抗初出場へと導いたロキテクノ富山は、元プロの3人が指導に当たる。左から水田コーチ、藤田監督、細川コーチ[写真=矢野寿明]
ゼロから1への高い壁 東京ドームで残した足跡
今年の都市対抗で唯一の初出場となったロキテクノ富山(上市町)。前身のロキテクノベースボールクラブが設立されたのは12年2月である。21年に会社登録へと変更され、本格的な強化がスタートした。
チームを率いるのは川崎製鉄千葉から00年にドラフト1位で
阪神に入団し、
西武、
ヤクルトでプレーした
藤田太陽監督(新屋高)だ。選手兼投手コーチとして15年末に加入し、昨年から監督に就任。2年目で成し遂げた快挙だった。
大きな勝因となったのは、バッテリーが強化されたことだ。今季から西武、
ソフトバンクなどNPBで19年間にわたって活躍し、ベストナインとゴールデン・グラブ賞をともに2度受賞した
細川亨(青森大)をバッテリーコーチに招へい。指導を受けている正捕手の黒田翼(金沢学院大)は「今も毎日、怒られているのですが、特に最初のころは言われていることの意図がつかめなくて苦労しました。でも・・・
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