
大阪ガスは史上初となる大会3連覇を逃した[写真=宮原和也]
大会史上初3連覇ならず
2大会連続でパンフレットの表紙を飾ったのは、喜びに沸く青いユニフォームの選手たち。それは過去に3例しかない社会人野球日本選手権連覇の証しだ。ディフェンディングチャンピオンの大阪ガスが目指したのは、そのさらに上。史上初となる3連覇の偉業に挑んだ。
2019年に橋口博一前監督(慶大)が機動力を前面に押し出し、積極的に仕掛ける野球で初優勝。新型コロナウイルス感染拡大のため中止となった2020年を挟んで、2012年には就任1年目の前田孝介監督(同大)が投手を中心とした守りの野球を掲げ、連覇を達成した。
今年のチームにもその伝統はしっかり受け継がれ、今夏の都市対抗準優勝・東京ガスとの1回戦でも、随所に伝統が見られた。出塁すればけん制の速い投手相手でも右足がアンツーカー部分にかかるほど走者のリードは大きい。一死二、三塁からの内野ゴロで三塁走者の清水聖也(東北福祉大)が三本間に挟まれる形でタッチアウトになった場面では・・・
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