
明治神宮大会では英明高との1回戦で敗退。実績十分の吉田監督は一冬を越えて、鍛え直してくるはずだ[写真=菅原淳]
山梨学院高は清峰高(長崎)を2009年にセンバツ優勝へ導いた吉田洸二監督が13年に就任して以来、10年間で春4回、夏5回の甲子園出場を果たした強豪だ。だが、甲子園では苦戦が続いており、通算2勝で、初戦突破を遂げたのは2回のみである。昨年も春夏連続で出場を果たしたが、ともに初戦敗退と結果を残すことができなかった。吉田監督は「選手が緊張しているわけではないのですが、実力が出せず。何となくチーム全体がスランプのような感じになっていたんです」と振り返る。
現チームはそんな停滞気味の状況を打破することがテーマとなっていたが、心掛けていたのが明るさだ。進藤天主将(3年)は「(雰囲気が悪くなっても)全員で拍手し、大きな声を出してチームを鼓舞し、全力疾走で流れを呼び込もうとしています」と話す。また、練習では守備や走塁に多くの時間を費やし、スキのない野球を目指してきたという。
昨秋は県大会を制し・・・
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