
作新学院高は明治神宮大会で準優勝。8強に進出した昨年に続くセンバツ出場は確実だ[写真=矢野寿明]
新チームが結成された昨年7月31日。作新学院高(栃木)の小針崇宏監督は選手たちにこう話しかけた。「現時点でこのチームは弱い。でも、コツコツやれば勝てるようになるかもしれない」。当時を振り返って指揮官は「目立った選手はおらず、個々を見たら普通のレベル。ただ、真面目にやっていけるチームだからこそ言えた言葉でした」と選手の気質を踏まえ、勇気づける言葉を送ったのだ。選手も小針監督の思いに応え、戦う気持ちの火を消すことなく日々の練習を積み重ねていった。すると、「夏の練習試合はいつも接戦。1点差で勝ったり負けたりでしたが、秋の栃木大会では全員が我慢強く戦い、逆転で僅差のゲームを勝ち取っていくことができました」(小針監督)と精神的な強さが備わっていった。
打力を集中的に強化して臨んだ関東大会では決勝の山梨学院高(山梨)戦で28安打13得点の大爆発。作新学院高と言えば「好球必打でコンパクトに打ち返すチームバッティングがテーマ」と小針監督が話すように、打ってつないでいくスタイル。この大会でも犠打はゼロだったが、3試合通算で49安打27得点を叩きだして優勝。主将の小森一誠(3年)は「出来過ぎでした」と話す一方で・・・
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